焼け付くような朝日 両目を貫いて
青い山脈から顔を覗かせ 注視する
ビルも荒野も野に咲く花も 等しく睨めつけられ
神の眼とも言うべきそれの前にただ空を仰ぐのだ
ああ なんという朝
もはや打ち棄てられたルート66は
コンドルと共に沈黙した
誰もいない文明の渓谷は
青色の 灰色の 静寂に包まれ
空は 泣いているように見えた
バビロンの塔の頂上に 彼はまた腰掛けている
あの太陽も 彼には目を伏せるのか
もはや難解な言葉でもって綴るのは難しい
俺は拳銃を向けた
縮小する図形の羅列は彼へと続き
朝日はついにその球体をさらけ出し
手の中の殺意を一際輝かせる
ああ なんという朝
俺は引き金を引いた
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