細っていく
銀の身をよじりながら
昨日よりも 一昨日よりも
きゅうきゅうに やせ細っていく

あるいは

闇のばけものに
夜が来るたび
少しづつ 少しづつ
食い千切られていく

いずれも
何と痛ましい
寓話

だけども ぼくら
ちゃんと知ってんだ

ほんとは何も変わってない
揺れているのは 地球人だけ
太陽の光を映しながら
ぐるり ぐるり 廻るだけ

ぼくらの
感傷的な気分をよそに
彼は 今日も平然と
地球とワルツを踊ってる




(2004年12月13日に某所に投稿したものに修正を加えました)
















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